ジム・キャリーの良さを感じる楽しい作品(65点)

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久しぶりにジム・キャリーの良さを感じる楽しい作品。仕事も私生活もノーを連発する後ろ向きのカールが、セミナーで教えられたイエスと言い続ける生活を始め、人生が激変していくヒューマン・コメディだ。物語は、BBCラジオディレクターの実話に基づいているらしい。無謀なルールで仕事や恋や人助けがトントン拍子に好転する様は現実離れしているものの、リズミカルなエピソード、さらにはキャリー得意の顔芸で楽しませ、いつしかホロリとさせられる。何でも肯定するのは最初は身体を慣らすため、次第に思考が前向きになるというセリフは説得力があった。さらにNOの言葉には責任が伴うことも教えてくれる。もし最近ヘコんでいるなら是非。きっと元気になる。
(渡まち子)