アンダー・サスピション - 前田有一

◆見応えのある二転三転サスペンス(65点)

 モーガン・フリーマンとジーン・ハックマンという2大演技派と、モニカ・ベルッチが共演する、サスペンスドラマ。

 映画のほとんどは、刑事と容疑者の取調べシーンの会話で進行する。時折、事件当時の回想シーンが挿入されるという構成である。

 そして、この会話劇が進んで行くと、やがてとんでもない大どんでん返しが待っている……という映画であるが、オチが読めてしまうので、少々満足度は低い。

 だが、単調になりやすい設定にもかかわらず、途中は面白い。これはやはり、役者の力によるところが大きいだろう。(というより、それ以外の要素が非常に少ない作品である)

 モーガン・フリーマンは、あまり警官には見えないのだが、いつも通りのあのキャラで、必要以上の存在感を見せる。

 ジーン・ハックマンも、そのフリーマンを相手にまったく引けを取らず、むしろ印象としては上かな、といった熱演を見せる。上手いねぇ、ホント。

 ヒロインのモニカ・ベルッチは、相変わらずセリフの少ない役を、お人形さんのようにこなしている。今ここで、彼女の演技を批評すると、とにかく、ムネがでかい。以上。

 テーマは、「信頼」と「秘密」とでも言った所か。オチはともかく、非常に見応えのあるドラマである。30?50代くらいの、落ち付いたご夫婦で、週末のディナーの前に鑑賞するには、うってつけの作品である。ぜひご覧あれ。

前田有一

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