◆予め、登場人物名とあらすじを頭に入れて見に行くべきだった(笑;)(65点)
登場人物が多数(顔と名前がなかなか覚えられない)であったことと、1970年代のアメリカがどういう状況(実態)であったのかがあまり理解できていなかったので、見始め少しとまどってしまった。
実話ということもあってか、おおおっ!!これはすごい!!面白い!!とかなり熱中する程ではなかったが、見終わっての率直な感想は、「むむっなかなか勉強になった。最後はそうきたかっ!」っといった感じ♪
あまりギャングやマフィア映画を見たことがなかった私は初めて知った事がたくさんあり、新鮮でした。
70年代ニューヨークの実態、マフィアとギャングの違いや麻薬について。もちろん実在した二人:フランク・ルーカス(ギャング)とリッチー・ロバート(警官)のこと。などなど。
フランクは、ハーレム(地域の名前)を仕切るギャングのボスに15年間、なんと!運転手として仕えてきた男なのだが、ボス亡き後、このボスの傍にいることで学んだ全てを生かし、従来では考えられなかったビジネス(麻薬ルート)をたった一人で構築。麻薬王としてあっという間に巨万の富を得た男だ。
この闇のサクセスストーリーは、大胆克クールで悪人とわかっていてもデンゼル・ワシントン演じるフランクがすごくかっこよく見えてしまった!!(逆に本来かっこよく見えるハズの正義役:リッチーを演じるラッセル・クロウは、お腹が出ていて・・ちょっとがっかり。私生活にだらしなさを感じるリッチーを演じるためにあえてメタボ体系にしたのか・・?「グラディエーター」の時の肉体美は何処へやら・・)
さらに70年代のニューヨークでは、大部分の警官が警官の役割を果たさず、どっちがギャング(?)かわからない程の悪徳ぶり・・・。恐喝や横領は日常茶飯事(?)、時にマフィアから賄賂を受け取ったり、さらには麻薬を取り締まるふりをして押収した物を、
量を増やすため混ぜ物をして売りさばいたり・・麻薬の売人の上を行く悪業ではないか!!(恐)—こんなんでよく成り立ってたな。。アメリカ。。っと思ってしまう。—-
しかし、こんな周りの状況に流される事なく自らの正義を貫き続けた男!それが、リッチー・ロバート(ラッセル・クロウ)だった!彼は、悪がはびこる警察所内でもその正義を貫く姿勢によってつま弾き者にされてしまうのだが・・
そんな警察所内の状況とフランクの構築したビジネスにより、麻薬による被害(重度の麻薬中毒者や死亡者)が増大しはじめたとき、ついに事態を重く見た政府(?)はリッチーに「麻薬取締り特別捜査班(悪の誘惑に負けない警察官)」として麻薬ルート撲滅の任を託す。
ここから、100年もの永い歳月はびこっていた警官汚職を一掃したリッキーとマフィアが100年かけてもなしえなかった偉業を一人で成し遂げたフランクの信念をかけた一騎打ち(?)が始まるのだ!
どちらが勝ったのかは・・・見てからのお楽しみ♪最後は、ほほぉ?っ!と、結構爽快ですよ!
そして後々、フランクとリッキーが同時代に同じ場所に存在してくれていてよかったなぁとしみじみ思ってしまいました。
映像、音楽ともにかっこよく見ごたえは充分!台詞もかっこよくて機会があれば言ってみたい♪でも・・「列に並べ、俺を殺したい奴は大勢いる。」(←上映中はかっこよくて鳥肌立っちゃいました;)なんて使い道ないですね(笑)
最後に、長い長いエンドロール、我慢して見てみてください♪おっ??と思うハズです!
(スタッフ古庄)