◆あるある!あると思います!(笑)(60点)
まず、幼いころを思い出してください。
"好きな子をいじめて気を惹こうとした"思い出はありませんか?(笑)
女の子の大半は、幼いころ男の子からいじめられたとき、親やちょいとおませな友達から「あの子(男の子)があなたをいじめるのはあなたに気があるからなのよ」などという超前向きな助言をされ、励まされ(?)、もしくはからかい、からかわれながら成長していきます。
幼きころは、男の子もいじめることによって気を惹こうという思いが実際にあったのかもしれませんが、大人になるとどうでしょうか・・・?
そんなまどろっこしい事はしないですよね(笑)きっと。逆に、"社交辞令"という最強にまどろっこしい鎧をまとうことはあっても・・・
しかし、女の子たちは、大人になっても似たようなことを恋愛において他人に助言し、励まし励まされ、心のどこかで"男の行動には裏(いい意味で)がある"と、妙に期待しては自分に都合の良いように解釈。現実を捻じ曲げて男の言動を捉えてしまうことがあるのです(笑)
「彼から連絡がない(途絶えた)」 → 「忙しいのよ!」「事故にあったのかも!」
「結婚しない」 → 「愛があれば大丈夫!」
「浮気してる」 → 「正直に打ちあけてくれたの」
と、いうように(笑)
そうやって、男のホンネと女の素敵な勘違いが暴走する恋愛をコミカルに描いた作品が本作です♪
『セックス・アンド・ザ・シティ』の製作チームが手掛けたとあって、似てると言えば似ていますが、男女間の微妙な感覚といいますか、ニュアンス? 心情の伝え方は抜群にうまい!
とくに今回は男女間にとどまらず、ゲイさんたちの恋愛事情を絡めながら、男の気持ちも女の気持ちもわかる(?)ゲイ的視線から、異性の気持ちを解説、アドバイスしたりと、実に新しく楽しいものです♪
大まかな流れは・・・
○彼氏が欲しくて堪らず、かなり積極的なジジ(ジェニファー・グッドウィン)。
○7年間同棲するも結婚を拒まれ続けたべス(ジェニファー・アニストン)
○あるすでに結婚し、夫と仲良くやっているつもりだったジャニーン(ジェ二ファー・コネリー)だが、気づかぬ内に・・
○既婚者を好きになってしまったアンナ(スカーレット・ヨハンソン)
○ネット恋愛に萌えるメアリー(ドリュー・バリモア)
彼女たちの話を盛り込んで、彼女たちを取り巻く男の言動とホンネを見ていきます。
どれかのパターンに似たできごとが実際に過去か未来にありそうな、そんなストーリーです。
恋愛の終着点が結婚なのかどうか・・・結婚するとは大体なんなのか、その意義についても触れながら、それぞれに見せるそれぞれにあった恋愛の終着点については、何か思うことがあるのではないかと思います。
意外に、じーんとくる場面があったり、ハッとするような台詞があったり、はたまた時折ストーリーとは関係なく出てくる"街角インタビューのようなコメント"には「あるある! わかる!!」と思うところが多かれ少なかれあると思います!(笑)
恋愛において、男女問わず、意中の相手を想い、もんもんとし、相手の一挙手一投足に上がったり下がったりするのは世界共通年齢問わずですね♪ 当たり前ですが、そんなことにも愛っていいもんだなぁなんて改めて思いました♪
笑い転げるほどではないですが、普通に面白いですし、恋愛ものだけど女性だけじゃなく、男性にも楽しんで頂けるのではないかと思います。
もしかすると「え!? そんなことで!? 女性って勘違いしちゃうの??」なんて思うようなことがあるかもしれません(笑)
あなたのさりげない一言で、泣いたり笑ったりしている女の子がいるかもしれませんよ(笑)そんな気づきもあるかもしれませんので、よろしければご覧ください♪
注)夏休みということもあってか久々に満員御礼の映画館内。しかもその98%くらいは女性客という、ある種異様(笑?)な空間で、化粧だか香水だかわからぬムァ?っとくる香りに包まれながら観賞しなければならない確率は高いかと思いますが(笑;) よろしければ頑張って観てくださいね(笑)
(スタッフ古庄)