すべては愛のために - 前田有一

医師団の活動紹介&おまけの不倫ドラマ(50点)

 人気女優アンジェリーナ・ジョリー主演の感動ドラマ。『トゥームレイダー2』のララ・クロフト役での肉体派アクション女優ぶりから打って変わって、今回は演技力で勝負する一面をみせてくれる。

 この女優さんは、性根が純粋なのか、私生活で何かにはまると、わき目も振らず突っ走る印象がある。たとえば、恋人ができればその名の刺青を彫ってみたりする(別れるかもしれないなんてことは考えてないのかね……)。最近彼女がはまっているのは慈善活動で、そのきっかけとなったのが本作の出演である。

 もともと別の監督、役者で撮られるはずであった本作は、その完成までに幾多の困難にとらわれてきた。その中で彼女は、作品完成のためにもっとも精力的に働いた一人であるといわれる。その熱意の源は、「難民たちの実情を世界中に知らせたい」という思いだったそうだ。

 実際彼女は、数百万ドルという私財を難民救済活動のために寄付し、自分自身も世界各国の難民キャンプを訪問、慰安、ついには国連親善大使にまでなってしまった。おまけに、カンボジア難民のある子供を、自らの養子として迎えたというのだから凄い。まさに、金持ちをその気にさせると大変な事になるという見本である。

 そんなわけで、劇中でもアンジーは熱演だ。子供のために流す涙も恐らく本物だろうと思わせる。

 映画の内容は、「難民の実情とそこで活動する医師団たちの過酷な現実」を余すところなく伝えるという目的がはっきり伝わってくるもので、一言でいえば医師団の活動紹介といったところ。

 ただ、それだけではさすがに退屈だから、そこにアンジー扮する貴婦人と、破天荒な青年医師との不倫ドラマなどが味付けとして加えられているわけだ。……が、この辺がどうも安っぽくていけない。

 ともあれ、主演女優が上記のように実際に行動している熱心な現役活動家でもあるという点を踏まえて見れば、また違った意味で興味も深まるというもの。映画としては平凡な印象だが、途上国の実態に迫ったリアルな描写は、なるほどと思わせる部分が多々あった。

前田有一

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